まさかのメガネメーカー側からのアプローチ!!メガネ型端末「JINS MEME」来春登場

色々と驚きました。
メガネブランド「JINS」を展開する株式会社ジェイアイエヌは、眼の疲労度や、運転中の眠気、活動量などが計測できるメガネJINS MEME(ジンズ ミーム)を発表しました。
発売は2015年春を予定しており、今秋にも開発者向けのAPIを公開する予定とのことです。
三点式眼電位センシング技術で疲れや眠気を可視化するメガネ「JINS MEME」来春発売、秋にもAPI公開 – Engadget Japanese
公式サイトの開発者向けの情報を見ると、開放するデータは以下のとおり。
データ
・瞬目(まばたき)
・瞬目の時間
・視線方向(8方向のそれぞれVV/VH閾値データ)
・3軸ジャイロセンサーデータ / 3軸加速度センサーデータ
API
・精神疲労度
・眠気
・歩数/速度
・カロリー
・姿勢
開発者用キット | JINS MEME(ミーム) | JINS – 眼鏡(メガネ・めがね)
これを見ると本デバイスはあくまでも「目を中心とした健康管理」に特化しており、スマートフォンの着信・受信の通知、ARを活用し色々な情報を表示する、といった事は出来ない様です。
公式ページのトップからJINS MEMEのイメージ映像が見れますが、ぶっちゃけ何どんなデバイスで何をしているかは具体的に分かりませんw
JINS MEME(ミーム) | JINS – 眼鏡(メガネ・めがね)
ちなみにバッテリーの連続稼動時間は8時間とのことで、丸1日使うには別売・別付けのバンドを付けなければなりません(バンド着用時は16時間)。 夜、目が疲れきっている状態や寝る前のデータが一番重要だと思うのですが、その時にバッテリーが切れるかもしれないというのはちょっとマイナスですね。バンドもスマートで無くなりますし。発売までの改善、次回作へ祈るしかないですね。
メガネメーカーからのアプローチにビックリ
個人的に第一報を目にした際の印象は「時期が早いな」と言う事でした。GoogleがGlassを出す出すと言って、ずっと発売が長引いている中で、メガネメーカーがこの段階で発売を発表するのは意外でした。
ただアプローチとして「なんでも出来る理想のメガネ」ではなく「今やれるだけを割りきって搭載する」という内容なのは好感が持てます。スマートフォン黎明期に、無理やり機能を全部載せてメインの通話がままならない端末もあったわけじゃないですか。
機能が少ない分、着用時の操作などもすぐに慣れそうなのが嬉しいですね。
ウェアラブルはデザインが重要だろうな
新しいもの好きのアーリーアダプターな方であれば、どれだけデザインが悪くても新しいテクノロジーを搭載した面白ガジェットは購入すると思うのですが、普及させるとなるとデザインって超重要ですよね。
特にメガネって文字通り、その人の「顔」になるので腕に付けるウェアラブルデバイスよりもよりデザインが重要だと思いますね。
Google Glassのデザインは嫌いではないのですが、あれよりもよりメガネ然としたJINS MEMEの方が一般層へのウケはいいのではないでしょうか。
腕時計型のウェアラブルデバイスも、SONYなどの電機メーカーではなく腕時計会社が本気出して作らないかな(カシオさん、期待しています)
ログ取ってビックデータとかなるんですかね
余談ですが…。前述したとおりこのJINS MEMEはまばたきのログが取れるんですよね。
それで統計取って、居眠り運転の防止や睡眠のメカニズムの解明など広く社会の役に経って欲しいと思います(個人情報との戦いでしょうが)