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dp2 Quattroを買うべき人、買わない方がいい人

独自のフォルムと圧倒的な画質を兼ね備えながらも、高感度撮影が苦手・保存に時間がかかる・バッテリーが持たないなど、一言で表すと「癖が凄い」dp2 Quattro。

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※上記の苦手な部分はあくまで一般的なデジカメとの対比

個人的には凄く気にいって使っているのですが、価格もお安くはないので購入するにしても失敗したくないと感じている人も多いのではないでしょうか。

と言う事で1ヶ月使ってみての感想をまとめます

dp2 Quattroは作品を撮影するカメラ

カメラについて話する前に、「そもそもなんの為にカメラを使っているのか?」と言う部分で、スマートフォン「Xperia Z1 f」の開発者インタビューでエンジニアの亀崎氏が語った言葉が凄く分かりやすい。

ユーザーの用途別に画質を3つに大別した場合、上から作品画質、思い出画質、メモ画質と分けることができます。作品画質は、その名のとおり”写真を作品として残す”ための画質ですね。

モバイルアスキー-【2013冬スマホ】「Xperia Z1」「Xperia Z1 f」のカメラ機能を、開発チームにインタビュー!

まずカメラを求める際に、大前提で「メモ」なのか「思い出を残す」のか「作品を撮る」用途なのかが重要。

この基準で考えるとdp2 Quattroは

■メモ…暗い所に弱く、ズームなどもできないので適してはいない。
■思い出…万能型ではないので、これ一台でイベントなどを残そうと思うと結構厳しい(dp2 Quattro買うお金で他に適したカメラを買った方がいい)

と言う感じで、上記の2つの用途ではお世辞にも向いているとは言えず、消去法で「作品を撮る」カメラになります。

作品というと「商用のカメラマン」や「写真展への応募」などを連想してしまいますが、実際三脚立てて色々考えながら撮影するだけでもかなり楽しく、趣味として十分満喫できます。

※この写真も夜中三脚を立てて撮影。ミニ三脚なので地面を這いながら構図や各種設定を決める姿は不審者そのものでした(苦

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私も過去に一眼レフカメラを数台使ってきましたが、そうした製品とはまた違う「写真を撮る楽しさ」を感じさせてくれるカメラです。

一眼レフと違いサイズはコンパクト、重量も軽いので毎日持ち歩いては「これをどう撮ろう」と考えています。

ブログ用(非写真ブログ)撮影、子供の運動会、こうした用途には最高に向かないのですが、趣味として使うには最高の一台。

弱点もあるし、癖も否めないのですが、そうした所を理解して割り切れば失敗しないと思います。

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